始業式 校長講話 抄録

 おはようございます。

 2015年度のスタートです。1年生は2年生に、2年生は3年生に、気持は切りかわっているでしょうか?節目があることは、ありがたいことです。新たなスタートができるからです。学年がかわる節目、前期後期の節目、1日1日の節目を大切にしましょう。竹(バンブー)の節を思い出してください。竹は節があるから強いのです。1日の終わりには振り返り、次の日は新たな気持でスタートしましょう。自分の夢・希望・目標はさだまっているでしょうか?

「自分に夢がないと人に夢を与えることはできません。自分に力がないと人に力を与えることができません。自分に幸せがないと人に幸せを与えることができません。まず自分を作ることです。大きな明るい人間になることです。そこから本当の人生の出発が始まるのです。」

 まだ実現できなくてもいいのですが、何かの夢を持っていてほしいのです。でないと、どこに進んでいっていいのかわからないし、現実の多くの困難や苦労を乗り越える力がなくなるからです。どこかに行こうとすれば、まず現在いる所を確認し、そこから通るべき道を探します。カーナビの操作も同じです。出発点を設定し、そこから目的地に行き着くまでの道を探し出すわけです。これは私たちの人生にあてはまる原理でもあります。幸せな将来を築いてゆくためには、まず現代社会の実態や自分自身の現状をごまかすことなく、しっかり把握することが必要です。そしてそれができたとき、そこから自分の生き方や通りたい道を決めることができるのです。これからの人生を築いていくみんなは考えなければなりません。「これでいいのか」「この現状に流されていいのか」自分で考え、自分で目指す幸せとそれに行き着く道を決めなければなりません。まず自分の今いる所をよく見てください。そして自分の行きたい所を迷わず見つめ続けてください。まずあなたが始めなければ、だれも始めることはできません。私たちは誰かのコピー人間ではないからです。一人ひとりの私たちの責任ある決断と勇気ある行動にかかっているのです。

 さて、昨年のキャッチフレーズは、「心をかたちに・ことばを行動に」でした。ことばにとどまらず、行動に移すこと。そしてそれを続けなさいと言ってきました。今年のキャッチフレーズは、“継続は力”にしました。求め続けましょう・さがし続けましょう・たたき続けましょう。毎日こつこつ学習を続けましょう。必ず力がつきます。1つの言葉を身につけたいならば、使い続けましょう。東北やフィリピンの支援活動を続けていきましょう。私たちの成長につながります。まわりの人たちに力を与えます。

 

 

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