校長講話 抄録

  おはようございます。

  1年生も入っての最初の講堂朝礼です。よろしくお願いします。私たちは集団生活を送っています。まずは本来できて当たり前のことを当たり前にすることです。

○静      粛:学習に精神を集中させるため。
○時  間  厳  守:社会生活の根底をなす。規則正しい生活を送るためには欠かすことができない。
○礼      儀:礼儀正しくする。礼儀は自己の人格の表れ。形式だけのむなしいものにならないように。いつも他人に対して尊敬・親切・協力の心を保つことが大切。
○美化・教室の整頓:学習にふさわしい雰囲気を作るため。
○公   共   心 :社会生活における個人の最小限の義務です。

  そして私たちはこの学校で宗教を通して“自分を大事にする・他人を大事にする”人間尊重の精神を学びます。心と頭と体のバランスのとれた人間に育ってほしいと願っています。

  私たちは集団生活の中で、ことばを使ってコミュニケーションをとります。ことばのキャッチボールをします。ことばには力があります。たった一言の「ありがとう」が心を軽くし、力づけることができます。たった一言の否定のことばが心を傷付け、人全体を弱らせます。また、ことばが力を失うことも簡単です。ことばに心がこもっていなければ、そのことばは相手の心を素通りします。ことばと行動が一致していなければ、そのことばは効力をなくし、ただの音の羅列になってしまいます。しかし、もしことばとそのことばを発する人の行いが一致していたら、そのことばは深い力を持ち、人々の心に働きかけることができる。ことばには心があります。ことばには力があります。人を動かします。

  こんな詩があります。

     一つの言葉でけんかして

     一つの言葉で仲直り

     一つの言葉で頭がさがり

     一つの言葉で笑い合い

     一つの言葉で泣かされる

     一つの言葉はそれぞれに 一つの心を持っている

     きれいな言葉はきれいな心 優しい言葉は優しい心

     一つのことばを大切に 一つの言葉を美しく

  人間の言葉は無限の可能性と大きな力を持っています。ことばは使い方によって貴重なものになるし、逆に凶器にもなります。自分にとっても聞き手にとっても言葉を宝物にしましょう。日本語がきちんと十分に話せるようになりましょう。

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