前期終業式

2期制の本校は本日、前期の終業式を迎えました。生徒たちは30分間の大掃除の後、体育館で終業式を行いました。校長先生から以下のメッセージを頂きました。

「今日は前期の締めくくりで、通知表を受け取りますが、評定、観点別評価、欠課時数、欠席日数、担任からの所見を目にすると思います。ただ数字や記号を見ているだけでは、内容は分からない。でもみんなは知っている。中間、期末の点数。課題レポートの提出はどうだったか。グループワークへの参加はどうだったか。基礎力や応用力はどうだったか。具体的に振り返って、次の目標や自分が向かう道を考えることに時間を取ってほしい。昨日、4月からの記録を数えてみました。37回。作業着に着替えての草取り。校長の趣味か?校長先生暇だなと思っている人もいるかもしれません。私は、大きな壁にぶち当たったときに、静かに一人で過ごすことが増えてきました。努力しても崩せない壁がある。努力する、発想を変えることで、壁を超えることが出来る。問題から少し離れて、草と向き合う。ただ除草作業と言っても、考えているんですけどね。もう一つ、みんなが目にする場所くらい、せめて美しく保ちたい。雑草が気になる。気にならない人は気にならない。20年前を思い出してみました。中庭は草刈り機で除草作業をしていました。それが最近は芝刈り機が登場。日頃から気にしながら手を加えていると、芝生に見えてきました。しかしそう見えるだけです。近くに行くと、また雑草が伸び、苔が広がっている。グランドも20年前、全く草はなかった。ただ年々草が広がり、グランドを侵食し始めました。考査中気になって、みんなが試験の時に、グランドに行くと雑草がうっそうとしている。イノシシが荒らした跡がある。暑くて雑草が枯れている。それで、根っこから引っこ抜く作業をしてきました。お陰で焼けました。左手は腱鞘炎になりました。10月は体育祭があります。出来たらみんなの協力あればありがたい。

さて、3年生 秋休みは、受験に向かう時。秋休み中に就職試験が始まる。進学は選ばなければどこかに入れる時代。学校の内容をしっかり研究すること。楽して入学することを考えない。合格した後、専門学校も学びに入るから、高校の基礎学力がついていることが前提で学びがある。合格後から4月まで、どういう力をつけるか考えて学習を継続すること。

2年生。何を生かして進路を考えるのか。自分の学習の弱点はどこにあるのか。自分は何から逃げているのか。自分の成長を妨げているものは何か。自分と向き合って考えて欲しい。力をつける、実力をつける、力を伸ばす点で、一番大切なのが2年生。あまり先生はしなさいと言わないかもしれない。1年生で教えられたことを生かして欲しい。

 1年生。3月に戻りましょう。どういう目標を持って入学したか。嫌々放課後残っている、やらされている。この感覚で残っていても力はつきません。自分からもっと知りたい、分かりたい 、教えて欲しい。自分から求める。この姿勢を持って欲しい。そうすれば必ず伸びる。こんなにやっているのに、なんで?それは自分の気持ちがどういう気持ちで向かっているか。

秋休みは、進学講習、福祉の実習、施設ボランティア、クラブ、ネパールワークキャンプ(ウォーカソンの支援を受けてのワークキャンプ。学校の代表としての役割を果たして欲しい)、能登ボランティア。三日間何を大切にするのかを持って臨む。自分から動いて有意義な3日間にしてください。初めてのボランティアは一回目が大事。様子を見るじゃなく、向こうの方と接することが多いプログラム。10月1日まで有意義な秋休みを過ごして下さい。」

式の後、生徒たちは、各教室にて通知簿を担任から一人ずつ受け取りながら、前期の振り返りを行いました。

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