新入生オリエンテーションが行われました

 入学式の翌日の4月9日(水)から11日(金)の3日間、京都府立青少年海洋センター・マリーンピアにて、新入生オリエンテーションが行われました。まずは、学年主任の鎌倉先生よりこの3日間で意識してほしいことを伝え、それぞれがこのオリエンテーションでの自分のテーマを考えてしおりに記入しました。充実した3日間になりますように!

 プログラムのはじめは【暁星と出会うPart1】ということで、玉手校長先生と出会う時間でした。校長先生の言葉をしっかりと受け取り、一生懸命メモを取る姿が印象的でした。

 次に、【仲間と出会うPart1】ということで、アリーナで二重の輪を作って、新入生一人ひとりと自己紹介をしあう時間をとりました。自己紹介するにあたり、どのようなことを話せばいいのか事前に準備した上で始めたので、緊張しながらも全員が楽しい雰囲気のなか過ごすことができました。生徒たちだけでなく先生たちも入り、生徒も先生も少し距離が近くなりました。午後からは【学習オリエンテーション】として英語科の先生方と出会う時間をいただきました。

 2日目は小雨が降ったりやんだりの天気でした。初めのプログラムは【校外体験】ということで、カッター訓練とスケッチが予定されていました。直前まで雨が気になっていましたが、いざその時を迎えると雨の心配は無用。無事にプログラムを実行できました。カッターボートは全員で息を合わせないとうまく進みませんが、今年の一年生はとても優秀!力強いオールさばきで遠方まで漕いで行きました。その後、スケッチ大会の前に一人一袋ずつ飴が配られました。この飴をできるだけたくさんの仲間と交換したら、いろいろな種類の飴が食べられます。恥ずかしがりながらも、生徒たちは互いに話すきっかけをいただき、徐々に仲良くなっていきました。その後、スケッチ大会が始まりました。今の時代、なかなかゆっくりと自然と向き合ってじっくり時間を取ることが少なくなりましたので、ささやかな幸せなひとときを生徒たちは過ごすことができました。

 そして、午後は【学習オリエンテーションPart2】ということで、数学科の先生方と出会いました。「数学は苦手!」と普段は敬遠されがちですが、この日は「ボロメオの絡め目」というペアワークからスタートしました。2つのクリップ止めした紙を両側に引っ張ると、不思議なことに2つのクリップは・・・。計算ばかりと思っていた数学でしたが、意外に楽しいワークから始まり生徒たちは楽しみながら学びました。

 最終日の3日目は【暁星と出会うPart2・3】ということで、教務部と生徒指導部よりそれぞれ話をいただきました。教務主任の樋口先生からは進級および卒業に必要なことについて、生徒指導部の永島教頭先生からは暁星で成長するために必要な心構えについてお話いただきました。その後、暁星の1日・1年についてや生徒会活動について、おおまかに説明をしていただきました。午後からは【学習オリエンテーションPart3】ということで国語科の先生方と出会ってもらい、2時間みっちりと予習の方法ついて教えていただきました。3日間、内容がぎっちり詰まって大変だったのではないかと思いますが、このオリエンテーションでたくさんの出会いを通して、翌週からの学校生活を過ごしてほしいと願っています。

生徒の感想

 学校生活のスタートを告げるオリエンテーション。緊張と期待に胸を膨らませて登校した私は,想像を超える充実した時間を過ごすことができました。まず,印象的だったのは,あめ交換を通して多くのクラスメイトと話す機会があったことです。最初は人見知りで誰に話しかければ良いか戸惑っていましたが,勇気を出して声をかけてみると,みんな笑顔で話してくれました。それぞれの個性や夢を語り合う中で,たくさんの新しい友達と出会うことができて嬉しかったです。

 カッターでは仲間と息を合わせてパドルを漕ぎました。天候は怪しかったけど私には海はどこまでも青く,水平線はキラキラ輝いて見え,カッターボートが水面を滑るように進んでいき,潮風が吹くととても心地よく,みんな絆が深まった気がして楽しかったです。また,スケッチをした際は,波の音が日常の嫌な事などを忘れられるくらい絵を描くことに夢中になれました。

 高校生活を待ち焦がれていた一方,不安も感じます。新しい教科,予習の仕方,ノートの取り方,中学のときとは異なる部分も多くあって戸惑いました。しかし,先生方が丁寧にわかりやすく説明してくださり,楽しく授業を受けることができて安心しました。これから想像をはるかに超える苦労や悩みができるかもしれません。それでも,新しい仲間たちと力を合わせ,互いに支え合いながら乗り越えていきたいです。そして,卒業するときには,この3年間が無駄ではなかったと思えるように,苦手なことに挑戦し,自分自身の可能性を広げていきたいです。高校生活は長くとも短くとも感じられると思いますが,悔いのないように精一杯努力して充実した3年間を過ごしたいと思っています。

PAGE TOP