区切り式

 氷点下の朝を迎えた今日、区切り式を迎えました。最初に校長先生から、「能登半島の地震や航空機の衝突事故など、心傷む新年のスタートとなりましたが、亡くなられた方々、行方不明の方々、避難所生活や車中泊での生活をされている方々、孤立状態にある地域の方々、インフラの破壊と物資不足の中で困難な生活の中にある方々など、能登半島の全ての人達のために祈りたいと思います」と伝えられました。29年前の阪神淡路大震災、13年前の東北大震災にも触れられ、教員は当時を思い起こしながら、又幼くて薄っすらした記憶にしかない生徒達も、今回の震災と重ねながら、被害に遭われた人々に心を寄せる時間を持ちました。  

 話はさらに続き、「私達は、便利で面白いことに慣れ、そのことを一旦知ってしまうと以前に戻ることが出来ません。他の時間(例えば、人と接する時間や人と直面すること)を削られることにもなります。人と直接会わなくていいんじゃない?と言う人もいるけれど、“直接”と“ネット”は違います。物や情報は簡単に手に入るようになりました。だから時間がかかることや不便なことに直面すると、イライラして我慢できなくなるかもしれない。是非、忍耐力について考えて欲しい」と投げかけられました。生き方を見つめ直し、冬休みから気持ち新たに切り替える区切り式となりました。皆様、今年も宜しくお願い致します。

 区切り式後は、2月3・4日と実施する釜ヶ崎体験学習の参加者から、支援物資の呼びかけがありました。2月2日まで、生活用品、食品、お野菜(1月26日以降)募集しております。

校長先生のお話しを聞く生徒達
釜ヶ崎体験学習に向けた物資の依頼

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