後期始業式

 2期制の本校は、2週間余りの秋休みを経て、本日後期始業式を迎えました。例年10月1日から衣替えとなりますが、残暑厳しく衣替えはもう少し先まで伸ばすことになりました。このようなことは過去にありませんでした。今年は秋が短くあっという間に冬の到来となりそうです。自然に恵まれた環境にある学校なので、もっとゆっくり四季の移り変わりを味わいたいものです。さて、始業式では校長先生から講話がありました。

 「秋休みは、進学講習、自学自習、検定がありましたがどうだったでしょうか。福祉類系は実習が終わりました。実習が終われば全て終了ではありません。後期に行われる授業も大切にして下さい。イベントボランティアや施設のボランティアもご苦労様でした。ネパールワークキャンプでは、水道の設置作業、そして現地の子供達へノートや鉛筆など物資を渡す使命をしっかり果たしてくれました。学校クリスマスでの報告を楽しみにしています。先日のグランドの除草作業では、保護者にもたくさん協力をもらい、体育祭への環境が整いました。ありがとうございました。

 私は秋休みに能登のボランティアに参加しました。マイクロバスの運転手として馬場さんを誘った以上、自分も責任を感じて参加することにしました。能登では教え子との再会、そして宿泊施設の提供、コーディネートをお世話になりました。宿泊を伴う高校生のボランティアは厳しい中で、本当に有難いことでした。生徒達も本当によく動いてくれました。仮設住宅を訪問し、被災された方と向き合い、話を聞く時間となりました。その方は私より年上でした。仮設住宅には、一人で生活しておられる方が多く、孤独な生活をし、話を聞いて欲しい、話したいと思っておられます。地震から9カ月に渡る避難生活、今の悩み、今後の生活への不安、行政への怒りなど、途切れることなく話されました。私はただ耳を傾けるだけでした。皆さんもニュースで見たであろう大洪水。多くの家が流され、仮設住宅も床上浸水し、亡くなられた方や今も安否不明な方々がおられます。やっと仮設住宅に入り、やっと生活が落ち着いたのに、家が流されたり、被害に遭われた人たち。恐らくこれからどうしようと途方に暮れる毎日だと思う。そういう人たちのために私は祈っています。映像だけでなく目の前で川が氾濫したのを見たから辛い。被災地で復興のために活動している人たちが安全に作業が出来るように祈りたい。皆さんも、祈りの中に入れて欲しい。 さて、後期がスタートしました。振り返りを思い出してステップアップをして下さい。同じ振り返りにならないように学習活動を続けましょう。後期は体育祭が終わったら学校クリスマス、ウォーカソン係りは一足先にスタートします。全体としては中間考査後に本格的にスタートします。スポンサーを集めて11月23日はウォーカソン、12月21日は学校クリスマス。昨日電話で、長崎から神父様が学校クリスマスに来て下さることが決まりました。喜んで行きますよと言って頂き、大変心強く思っています。3年生は受験。助けが必要なら先生に求めて下さい。2年生は修学旅行の事前学習が始まります。事前学習で80%は決まる。本部役員の改選もあります。2年生がリーダーシップの中心となります。呼びかけにチャレンジしてください。必ず成長します。1年は、前期に続いて初めてのことばかり。意味が分からないこともあるでしょう。先生や先輩の指示を聞いて、出されたものを受け取って下さい。そうすれば意味が見えてきます。2024年の後期は一回きり。時間を大切に歩みましょう。

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