講演会が行われました。

 11月11日(水)〜13日(金)の3日間,後期第1次中間考査が行われました。そして,最終日の午後には,今週末に行われるウォーカソンと学校クリスマスに向けて,講演会が行われました。今年は,本校のネパールワークキャンプでお世話になっている公益社団法人アジア協会アジア友の会(JAFS)の熱田典子さんをお招きして,「アジアのコロナ状況&ネパール活動報告」というタイトルでお話をしていただきました。

 

 アジアのコロナ状況では,ネパールの感染者数やロックダウン(都市封鎖),コロナ禍の各国の生活状況など,私たちが普段考えもしなかったことを教えていただき,その想像を絶する状況に大変驚きました。

 

また,私たちがウォーカソンで支援しているネパールの飲料水給水事業などの報告をしてくださいました。最後に,AFS-Nepalの方からの動画のメッセージをいただき,自分たちの活動が実際に役に立っていることを実感できました。

生徒の感想(抜粋)

昨年,ネパールワークキャンプに参加させていただいて,いろいろなことを見て,聴いて,感じて,世界の現実の一端を知りましたが,今年コロナという新たな脅威が現れて,僕たちが出会った人やあの地域にいた人たちはどうなってしまっているのだろうと心配でした。やはり,ネパールだけでなく,周辺の国々も経済面や医療面において,特に大きな影響を受けているようで,自殺に追い込まれてしまうという事実を知って悲しくなりました。ただ,そんな中でインドラワティ村でもパイプラインの設備建設が進められていたり,僕たちが植林を手伝わせていただいた木も成長していたりということを聞けて,まだまだ希望はあるというふうにも感じました。コロナがやってきて,世界が分断されていく傾向が現れて,一時,特に僕の中で不安が大きくなりましたが,それでも動けるようになったときに向けて,懸命に準備をする人がいたり,大変でも強く生きている人がいたり,そういった人たちのために自分にできることをしていきたいと改めて思いました。(3年生)

今回,初めてこんなにたくさんのネパールなどの話を聞いて,ますますボランティアに行きたいなと思いました。コロナの影響で行けない状態ではありますが,もし今後行く機会があれば,生活が困難な方だったり,水路の設置に携わりたいなと思いました。人を助けたりすることは簡単ではないと思うけど,ボランティア活動にとても興味があるので,もっといろんなことを知りたいなと思いました。そして,コロナで今どうなっているのか教えていただきました。(中略)最近,ニュースであまりコロナに感染した人の人数などを見ることが減ってきているので,こうやって知ることができて良かったなと思います。知らないうちにどんどん増えているんだなと思ったし,ネパールでのコロナの影響があっての現状を知り,日本よりもいろんな問題が起こっているんだと分かりました。自殺者が増えているのはとてもショックなことでした。そういった人たちが減るようになってほしいし,感染拡大にならないよう,1つ1つの行動に気をつけようと思いました。(2年生)

日本とは違いとても大変な状況なのだと改めて知ることができました。また,日本がどれほどに恵まれている国なのか,自分は今幸せの中に生きているのだと少し心が痛む,自分にとって大切なことを知ることができた講話でした。今回の講話で,初めてネパールについて知り,どのような活動をしているのかを知りました。ニュースや暁星高校に来るときなどに少しは知っていましたが,ここまで壮大なプロジェクトをし,現地の方々に支援しているとは知りませんでした。私はこのことを聞いて凄いと思いましたが,自分にも何かできることはないかと協力したいと思ったし,しっかりと取り組みたいと改めて強く思いました。特に,弱い立場の方々が思っていたよりも多くの国にたくさんいて驚きました。また,他の国について知ろうと思いました。私は今回の講話を聞いて,ネパールについてしっかりと知りました。ですので,今までは本当に知っていることがなかったので,もっと世界について知らなければならないと思いました。今回の講話で,いろんなことを考えさせられました。まずは自分のできることからしていきたいと思いました。今回はありがとうございました。(1年生)

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