5/2 能登半島地震復興支援ウォーカソン①

 小雨が降って肌寒い昨日と打って変わって、晴天で気持ちの良い朝を迎えた5月2日、今年も春のウォーカソンの隊列が網野教会を出発しました。

 

 2011年3月11日の東日本大震災を受けて、自分たちも何かしたいと思い、校長先生のアドバイスをいただき生徒会本部が主催となって始めた春のウォーカソン。毎年5月1日の創立記念日の翌日の5月2日に実施しています。途中で熊本地震、新型コロナウイルス緊急支援、令和2年の豪雨やウクライナ人道支援、トルコ地震など、形を変えながらも、その時に必要とする方々への支援を目的に行ってきた春のウォーカソンは、今年で13回目を迎えます。

 今回も、苦しんでいる人々へ思いを馳せて歩き、丹後にある加悦以外の5つの教会堂・礼拝堂で祈りつつ巡礼する36kmのウォーカソンです。36kmをフルで歩く人、前半のみ、後半のみ歩く人と様々ですが、参加者は生徒56名、教員12名の総勢68名が参加します。

 朝、8:20頃、網野教会堂で、能登半島地震で被害に遭われた方への祈りが唱えられました。250名近い犠牲者を出した大地震から4か月が経った今も、約4600人の方が避難生活を余儀なくされています。この地震の被害を受け、住まいを失った人、生活に必要なものを得られない状況にある人、病気や怪我を負った人、心身の不調を感じている人、弱い立場に置かれている人たちに、必要な支えが届けられますよう、生きることの困難さに直面している人々に目が向けられました。

 

そこから8.3km歩き、10:20頃、峰山礼拝堂へ到着。

ここでは、能登半島地震後に名古屋教区、松浦悟郎司教指揮のもと開設された「カリタスのとサポートセンター」について紹介されました。震災後すぐの金沢教会での初動支援から、計画的な息の長い支援活動へと展開していくことを目的として設置されました。主な活動は幼稚園再開のための水支援と、人々が集まれる場所づくりの2つです。現在も金沢では給水管の修理待ちが多く続き、日々の生活も困難な方が多いです。また人々の憩いの場所の提供を目的に定期的に炊き出しを行っておられます。この「カリタスのとサポートセンター」の支援が、必要とされている方々の希望となること、私たちも被災された方の声に耳を傾け、必要な支援の手を惜しみなく差し伸べることができるように祈り、次の礼拝堂へ・・・。

 

そこから6.6km歩き、12:20頃 大宮礼拝堂へ到着。ここが36kmの中間地点です。フルで歩く人は昼食休憩、前半までの人はここで解散です。

②へつづく・・・

 

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