生徒会より、東日本震災支援ウォーカソンについて

5/2東日本大震災復興支援ウォーカソン

趣意書

京都暁星高等学校生徒会

 東日本大震災から2年経った今、現地のボランティアの方々や、さまざまな人の努力の甲斐あって、復興の歩みと現状がニュース等で写し出されます。しかしそれは3.11を中心にした時期がほとんどで、いつしか私たちの心の中で、遠い場所での話になってきていることは否めません。現地へ赴いた方の話によると、都市部では復興が進んでいるものの、それ以外では故郷を離れ、仮設住宅での生活をされている方もまだ多く、大変な生活をされている方も多いそうです。また、行政が入っていない場所は震災当時のままの姿になっており、復興し、活気づいている場所と、そうでない場所の差が深刻な課題だとも聞きます。それだけでなく、原発問題は未だ大きな進展はなく、近隣に住む方々に直接的に、また間接的に被害と影響を与えました。その意味で、まだまだ復興には程遠い現実があると思います。その中でも、継続して支援することはとても大事なことで、私たちの周囲には今も自分のできる範囲のところで支援を継続している人もいます。その一人一人の小さな力が東北の復興をゆっくりと押し進めているのだと思っています。
 これまで、京都暁星高等学校では、物資をはじめ様々な支援をしてきましたが、私たちはその中で「継続して取り組むこと」、そして「現実から目をそらさず、まっすぐに向き合うこと」の大切さを感じました。今も苦しんでおられる方の完全復興まで、忘れないでいつも心にとめることが大切なのだと思います。2年という節目が過ぎて、私たちができることは何かと生徒会を中心に考えた時、やはり暁星高校ならではの自分の労力を差し出す形を行いたい。そして全員が様々な形で支援に関わることを大切にしたいということが出てきました。そこで共に復興に歩む手段として、京都暁星高等学校生徒会は今年も、ささやかですが努力を伴う募金の形として、「忘れない・・・ 3.11」をテーマに、被災地復興支援ウォーカソンを今年も計画し、被災地復興に向けて寄付を募りたいと思います。歩く距離は網野教会をスタート地点とし、丹後にある5つの教会を祈りつつ巡礼する36㎞です。いただいたスポンサー支援金は、現地の要望を受け、カリタスジャパン大船渡ベースを通じてホヤ養殖費用補助に使用させていただく予定です。
 どうか私たちの思いに共感頂き、スポンサーとして、ご支援をお願いします。

日時:5月2日(木)

経路(予定時刻):

  網野教会8:30→峰山教会10:30→大宮教会13:00(昼食)
→岩滝教会17:00→宮津教会19:00

 

 

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