PTA総会

授業参観

授業参観では多くの保護者の方々にお越しいただき、生徒たちの授業の様子を見ていただきました。

PTA総会

PTA総会では旧会長の挨拶と新会長・役員の紹介と挨拶が行われました。

昨年度お世話になった倉田会長をはじめ、役員の方々本当にありがとうございました。

PTA活動を保護者も盛り上げてくれたら、生徒のモチベーションも上がるとメッセージを下さいました。今日から新体制でスタートします。役員の皆様、そして保護者の皆様、今年1年よろしくお願いします。

公開講演

「能登半島震災における薬局薬剤師活動」 笠原健招堂薬局 管理薬剤師 笠原友子氏

石川県能登半島にある富来町で管理薬剤師として活躍されておられる笠原友子氏をお招きして講演会を開催いたしました。約90名の保護者の方や一般の方々に来ていただきました。

―講演内容(一部抜粋)―

薬剤師としての活動と日常の準備

2024年1月1日に発生した能登半島地震。それまであった能登の風景は一変してしまい、日常というものは一瞬で崩れてしまうことを経験。その中で薬剤師として懸命に働くことを誓った。地震発災当日、まず取り組んだことは、学校薬剤師担当校でもあった避難所の災害トイレ作り。行政からの支援物資がほぼない状態だったが、普段から備蓄をしていた凝固剤とごみ袋を使ってトイレを設置。発災時、感染症予防としてまずトイレの整備が必須。家庭でも、一度作ってみてほしい。また生活用水と飲料水の確保も大事なことだが、自分は日ごろの心構えとして、「寒(の時期)の水」を備蓄すること(この時期の水は腐らない)で給水場に一度も並ばなかった。普段からもしもの時のために考えること、備えることが大切。

普段の備えについては他にも・・・

・携帯の充電と車のガソリンは半分以下にしない。

→災害時、携帯は繋がらないことが多いので、避難先を家族で共有しておく。

・水や食料などの備蓄  など

薬剤師として日中に各避難所に行きお薬相談を受けた。(日中の避難所にいる人≒災害弱者(動ける人は貴重品などを取りに自宅に戻る))アンケート用紙を作成し、優先順位を決めて対処していった。

ボランティア支援について

ボランティア支援の窓口としても活動。ボランティアを行う際、支援者の一方的な想いや熱意だけではうまくいかない。支援者を受け入れる側である受援者の体制が整っている必要がある。支援者の中には自分の都合ばかりを押し付けてくる人がいるが、受援者が疲弊しないための配慮が必要であることを知っておいてほしい。炊き出し支援を行った際、「仕事をしていないのに、もらってばかり」と、支援をしてもらう側の立場の方の中には、傷つく方もいることを知った。その経験から、炊き出しは一方的な支援の場ではなく、コミュニケーションの場としても行うようになった。京都暁星の生徒たちもボランティアとして一緒にたこ焼きパーティーや手芸などで交流してくれたが、現地の方たちは「なんて気持ちのよい人たちなんだ!」と感激されている。暁星は「自尊」「自知」「自制」の生き方を大切にされているが、その精神はしっかり根付いている。また多くの方たちに感謝されている。誇りに思ってほしい。

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