10月25日(火) 1限~6限
3月の沖縄修学旅行に向けて、滋賀県から鳥井新平牧師をお迎えし、一日事前学習を行いました。沖縄を学ぶ意味、沖縄戦、文化・自然・生活など、1限ごとに設けられたテーマについて話を聞き、グループディスカッションそして発表を行い、銀行型教育(一方的に教師が知識を伝える)ではなく、対話型教育(起きた問題について話し合いで解決)で授業を展開して下さいました。アメリカの環境学者、レイチェルカーソンの「知ることは感じることより重要ではない」という言葉にあるように、「感じること」の大切さを伝えて下さいました。「沖縄を、沖縄で、沖縄に学ぶこと」を意識し、これから半年をかけて準備を進めていきます。この日は、前日の激しい雷雨に続き嵐のような一日でしたが、知っているつもりでいた沖縄について、たくさんの学びと気付き、そして自分を見つめる機会を頂けたことに感謝致します。
1コマ毎に、歌と三線を披露して頂きました。
沖縄を感じ、心を整えて授業に向かう。
1コマの終わりには、ディスカッションしたことを、
誕生月毎に前に出て、発表。
話を聞いたら、牧師さんからの問いに、グループでディスカッション。
4人一組だと、大人しい人も意見が言い易いそう。確かにそうだった。
床の間に武器(刀)ではなく、三線を飾り、
日常において平和を願う琉球の人々の和の心が音色にも現れています。
三線を演奏に初挑戦。
生徒の感想
今回の事前学習を通して、沖縄に興味を持つことができました。授業の始めにYouTubeの映像、三線を使って讃美歌や民謡を披露してくださったので沖縄を身近に感じることができました。私は歴史が好きなので、琉球王国に興味がありました。私のイメージでは、様々な国と友好関係を結んでいる良い国だったのですが、見方を変えてみると離島の人々への差別があったということを初めて知ることができました。また、戦争中の映像を見て、戦争の悲惨さを感じました。撃たれた人がまるで人形のように転がっている様子や、元米軍の方が当時のことを語り泣いていらっしゃる姿を見て、とても胸が苦しくなりましたし、勝った国の人も負けた国の人も幸せになるわけではないので本当に無意味なことだと思いました。