生徒総会が行われました。

4月28日(火)に本校アリーナにて,生徒総会が行われました。総会次第は次の通りです。

1.開会の挨拶
2.議事
 1)2014年度事業報告
 2)2014年度会計決算報告・文化祭決算報告
 3)2014年度会計監査報告
 4)2015年度生徒会本部活動計画・予算案審議
 5)2015年度委員会活動計画・予算案審議
 6)2015年度クラブ活動計画・予算案審議
 7)2015年学校祭テーマ案審議
3.東日本震災復興ウォーカソン挨拶
4.閉会の挨拶

 昨年度の報告のあと,生徒会本部役員や各委員長や各クラブ部長がそれぞれ2015年度の活動方針を発表し,生徒会予算の承認をお願いしました。会は滞り無く進行し,無事にすべての審議事項が承認されました。1年生にとっては初めての生徒総会でしたが,最後まで静かに聞くことができました(写真右下)。

 

 最後に生徒会長から今年度の文化祭テーマ案が発表され,全校生徒の採決の結果,無事承認されました。今年度のテーマは「平和 〜希望を持って〜」です。これから各クラスがこのテーマに基づいて,展示発表かステージ発表かを決めて,準備にとりかかります。

平和 〜希望を持って〜
 今の世の中は平和なのでしょうか。戦争,飢餓,テロ,殺人事件は,今の世の中が平和ではないと感じてしまう要因の数々です。米軍基地問題や人間関係の希薄さから生まれる問題も思いつくかもしれません。しかし,比較的治安が良いといわれる日本に住む私たちにとって「平和」という言葉を身近なものとして私たち高校生が考えることは,少ないのではないかと思います。戦後70年という節目の年にあたり,テレビ等で特集も多く組まれていますが,それでもどこか自分から遠いものとして考えてしまうこともある気がします。
 今回の文化祭では,戦後70年の節目に,どこか遠い「平和」を高校生である私たちが見つめるチャンスと考えました。簡単そうに見えて実はとても難しいテーマです。平和はこうだと決まった形があるわけではありません。しかし,少なくとも「平和な社会」とは「だれもが住みやすい社会」でなければならないと思います。「だれもが住みやすい社会」は一握りの意見,行動では実現しません。一人ひとりのこうしたい,こうありたいという願いを出発点に,社会への関心を高め,人とのつながりを広げ,深く大きくしていこうとする先に「だれもが住みやすい社会」があると考えています。
 クラスで話し合う際にも,この視点を大切に活発な意見交換をして頂きたいです。マザーテレサは「平和」の反対は「無関心」だと言われました。また,釜ヶ崎で聞いた「私たちは微力です。しかし,無力ではありません。」との言葉も印象に残っています。「自分が行動しても何も変らない」という思いを捨てて,みんなが住みやすい平和な世界を実現するために,できることは何だろうと諦めずに考え,人と人のつながりを大切に,思いを広げ,行動していこうという姿勢を大切に今年の文化祭に向かいましょう。

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