京都暁星では、一年生の総合探究のひとつとして、年間15回の「道」を行っています。これらはそれぞれ専門の先生方にお願いし、文化・芸術に触れ、より豊かに精神性を培うことを目標として設定しています。今回はその3つの講座をご紹介するとともに。5/14に行われた第一回の様子をお見せします!
「茶道」裏千家茶道の先生に来ていただき、立ち居振る舞い、障子の開け閉め、歩き方、立ち方などの基本動作を身につけ、さらに茶会形式の呈茶、御点前などを学びます。床の間に飾られた書と季節の花、またそれを模した和菓子とともにいただくお茶は格別です。初回の講座で礼について学んだあと、実際にペアでお茶を点て、いただきました。今日のお菓子は唐衣(からごろも)でした。



「華道」嵯峨御流の総司所から派遣された先生によって、基本の花態を理論と実践を通して学びます。また、一年間で入門と初伝の二つの許状取得ができます。初回の今日は、心粧華として誰かへの思いを自由に表現する想い花(おもいばな)を生けました。今回の花材は、珍しい青色のカーネーション・ピンク色のなでしこカーネーション・鳴子百合でした。使用した花材は持ち帰って自宅で生けることができます。



「労作」学校の自然を活かした畑作を中心に汗を流す喜びを味わいます。道具の扱い方から、土づくり、種植えから収穫までの全てを体験します。美味しい作物をいただくためには、水をやり、雑草や小石を取り除き、手をかけ、道具も手入れしながら毎日作業することが必要です。しかし自然は人間が思うようにはならないのも現実です。そういったことを体験できるのも醍醐味です。今回は畝づくりをしたあと、まずはポットに種植え。夏に向けて、ししとう・キャベツ・なす・きゅうり・トマト・落花生とマリーゴールドを植えたそうです。芽生えが楽しみです!



15回分を終了した一年後が楽しみですね!!