4月8日、始業式が行われました。春休みを終え、進級という新たな1年のスタートに生徒それぞれ少し緊張した表情で登校していました。
本日は始業式での校長先生からの講話を紹介します。
大掃除ごくろう様でした。春休みはどうだったでしょうか。
生徒会の人達はリーダー研修の一環として、宮津市内の清掃活動に取り組みました。大変だったと思いますが、その中で気付きもあったのではないでしょうか?その他にも、クラブ・学習・施設でのボランティア、またある人はアルバイトをした人もいるでしょう。
先生方はほっとする暇もなく、年度末のまとめの仕事が終わるか終らないかで始業式を迎えています。みんなの活動を支えるために先生方のそういう動きがあることも、心に留めてほしいと思います。
さて、今年は「心を形に、ことばを行動に」ということをスローガンに歩みたいと思います。訪れる人たちが「きれいですね」「用務員さんをおかれているんですか?」と聞かれます。見えるところが整っているのはそこにきれいにしようという人の心があるからです。
新学期、どこから変えて良いか分からない人はまず、服装を整えることをお勧めします。朝、きちんと服装を整え、姿勢良く歩く。それだけでもずい分変わります。自分の部屋の気が散るもの、ゲームとか、整理してすきっとする。形を整えることで、心もすきっとします。「心を形に、ことばを行動に」一緒に進んでいきましょう。
最後にこの春、心に留まった詩を読んで終わりたいと思います。
自分の花を咲かせよう
茨木のり子
自分の感受性くらい
ぱさぱさに乾いてゆく心を
ひとのせいにはするな
みずから水やりを怠っておいて
気難しくなってきたのを
友人のせいにはするな
しなやかさを失ったのはどちらなのか
苛立つのを
近親のせいにはするな
なにもかも下手だったのはわたくし
(中略)
自分の感受性くらい
自分で守れ
ばかものよ