3月10日(木)の放課後に,ウクライナのための祈りの集いを行いました。
この度は,ベルブンデイ宣教会の橋本恭子宣教師様の呼びかけで,この祈りの集いが実現しました。今回は本校だけでなく,広島からはノートルダム清心中高,大阪から香里ヌヴェール学院中高の先生方や,コロナ前まで毎年東北ボランティアでお世話になっていたカリタス釜石の職員さん,今年度の学校クリスマスでお出会いした釜石教会の堀江節朗神父様もオンラインで参加してくださりました。校内で参加希望を募ったところ,全校生徒・全教職員のおよそ7割が参加してくれました。
はじめに橋本宣教師様からお言葉をいただき,本校教員のギター伴奏でテゼの祈りを歌い,宣教師様が作ってくださった平和の祈りを全員で捧げました。最後に,堀江神父様から派遣の祈りと祝福をいただきました。丹後だけでなく,オンラインを通じて多くの地域で同時にウクライナの平和を願い,祈りの力強さを感じるひとときを過ごしました。
はじめの言葉 ベルブンデイ宣教会 橋本恭子宣教師様
今日は皆様方と共にウクライナ,そして全世界の平和のために祈りを捧げることができることを本当に嬉しく思っています。私たちの宣教会はハンガリーにありますが,ハンガリーも難民として来ている方がたくさんおられるそうです。その中で一番多い方たちが,エクアドルの方たちで,ハンガリー全体の教会はエクアドルの難民の方たちのお世話をされているということです。
2014年から最前線でウクライナの従軍司祭として働いておられるアンドレイ司祭,彼が戦場の中にあって,本当に世界の皆さんの祈りに支えられている。そして,戦場の中にあって,神の言葉は希望の光だとおっしゃっていました。2019年,フランシスコ教皇が「武器を持ったままで愛することはできない」と力強く宣言されました。今様々な支援の輪が広がっています。今日私たちができる支援,それはフランシスコ教皇が言われたように私たちの心の中の武器を明け渡していくことではないかと思います。
軽く目を閉じてください。そして,私の心の中にある「相手を批判する武器」「自分自身を批判する武器」「自分や他人を攻撃するもの」…,その心の中にある武器を神様の愛の炉の中に,十字架のイエスの炉の中に明け渡していきたいと思います。すべての武器が溶かされ,「平和」という鋳型の中に流し込まれていきますように。平和の元后,聖母マリアの汚れのない御心に,今日の私たちの思い,この祈りを信頼してお捧げしたいと思います。アーメン。
※写真は橋本恭子宣教師様ご提供
テゼ Ubi Caritas(いつくしみと愛)
Ubi caritas et amor, ubi caritas Deus ibi est.
いつくしみと愛のあるところ,神とともに
ウクライナのための平和の祈り
わたしの中から始まる平和 主よ、わたしを平和の器とならせてください
わたしの心の中の憎しみに愛を わたしの心の中の争いにゆるしを
わたしの心の中の分裂に一致を わたしの心の中の疑いに信仰を
わたしの心の中の過ちに真理を わたしの心の中の諦めに希望を
わたしの心の中の闇に光を わたしの心の中の悲しみに喜びを
主よ、慰められるよりも慰める者としてください
理解されるよりも理解する者に 愛されるよりも愛する者に…
それはわたし達が、自ら与えることによって受け、
ゆるすことによって ゆるされ、平和の器となってゆくからです
特に今、ウクライナに住む全ての人々のために、
わたし達の心からの祈りを捧げます
(短い沈黙)
ウクライナに平和 全世界に平和を
アーメン
テゼ Bless the Lord(わが心 たたえよ主よ)
Bless the Load, my soul, and bless God's holy name.
Bless the Load, my soul, who leads me into life.
わが心 たたえよ主よ いのちの主 聖なる御名
派遣の祈りと祝福 イエズス会 堀江節朗神父様
兄弟たちへの祈り
神に愛された兄弟をあなたが受けた愛の力を信じてください
キリスト愛された姉妹 あなたの心から湧き出る愛の癒やしを信じてください
自分の小ささを恐れないでください
どんなに小さくても愛されたのだから愛することによって世界を変えることができるのです
愛する者はすべてを忍びすべてを信じ,すべてをゆるしすべてを望みます
愛する者は永遠だからです
さあ兄弟のみなさん 今仲間たちに繋がり,平和の道具として世界に出発しましょう
神への祈り
愛の泉である神,私たちの父よ
今ウクライナと世界の平和を求めて祈り続けているあなたの子らを顧みてください
この兄弟姉妹すべてを今平和の器として世界に遣わしてください
ゆるしあう愛のミッションへと遣わせてください
皆さん共に出かけましょう