みことばの祭儀

本日放課後、アントニオ神父様司式によるみことばの祭儀がありました。担当は1年2組と3年1組でした。朗読された聖書の言葉を受けて、次のようなお話を頂き心に残りました。

ハンセン病のユダヤ人が恐れたのは、体にダメージが与えらえるだけでなく、法律で厳しく隔離され、世間から見放されてしまうと思って、精神的に傷つくことであった。一人にされ、友人や家族からも離れて生きていかないといけない。しかし、他の病気であれば、友人は病院に見舞いに来てくれるし、心配だと抱き寄せてくれる、家族に看病をしてもらえる。実は「罪」を犯す状態は、ハンセン病の初期のように症状が現れない。少しずつ黒い斑点ができ、取り返しのつかない状態になる。ハンセン病は強い感染力で、罪はそれと同じである。心の中で始まり、気付くことなく習慣的に罪を犯すようになる。しかし自分が破滅していると気付く時がいつかくる。最悪なのは、罪のために家族や友人との関係を崩し、孤立し、一人になることである。

その後に、生徒たちは神父様から祝福を頂き、静かな祈りの時間を持ちました。

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