11月11日(月)の放課後、頭島神父様司式の下、本校武道場で死者のためのミサが行われました。身近で亡くなった人、世界の紛争で亡くなられた方々を思い巡らしながら、これからの生き方、人生、を考え、人の命を大切に、祈り、学ぶ時間を持ちました。
頭島神父様のメッセージ
生きている内に死を考えることは意味があり、人間は死んだら終わりではない。なぜなら自分も死ぬから。今の世界情勢は油断が出来ない。死が無駄に続くことはあっては駄目。戦争は良くない。ネットでは毎日若い人の自殺が報じられ、闇バイトでは人を殺している。自分が高校の時、こんなことはなかった。よくないのは、無関心。時々、亡くなった人のことを思って下さい。死は色んなことを教えてくれる。人の死を見て、なんだろうと考えることが大事。神様は死を通して何かを伝えようとしている。死の苦しみ、嫌なことや辛いこと、耐えきれないことがあった時、それは何だろうと考えることが大事。関係ない、無関心になると愛も無くなる。物事をゆっくり考える時、有意義になる。嫌な勉強もやっていける。辛いこと、嫌なことを避けると上手くいかない。時間や年数はかかるが、神はいて、命は導かれている。人の命、人の死を見る時に、広がりがでる。この命の働きはすご過ぎる。何でも吸収できる。何でも出来て、いつか出来ると信じて欲しい。人の死は必ずそれで終わりではない。死を通してメッセージを伝えようとしている。人の死、身近な人の死があなたを救う。誰かが死んだら、人の死を見ることに意味がある。暁星高校のために多くを尽くし、亡くなられた人たちのために祈りを捧げて下さい。
共同祈願では、1年生は「災害で亡くなった人・被害に遭った人のために」、2年生は「テロや戦争で亡くなった人・苦しむ人のために」、3年生は「社会の底辺で亡くなった人・苦しむ人のために」、そして同窓会は「暁星高校のために尽力された創立者ルイ・ルラーブ神父、シスター、先生方のために」祈りを捧げました。