暁星高校の中にある自然

5月11日(月) 校長講話より

おはようございます。

連休が終わりました。どのように過ごしましたか?休みでも家庭での学習、同じ時間帯で、同じ場所で続けられたでしょうか?毎日続けるのです。春の行事を終わったので、落ち着いて学習に向かいましょう。前期の中間考査も見えてきましたから、計画的に時間を使っていきましょう。

さて、学校の周りを思い起こしてください。緑がきれいですね。中庭の大きなケヤキの木を見てください。木々は今、若葉をいっぱい伸ばして、一年中で一番輝いている時と言えるでしょう。人間に例えればちょうど皆さんの年頃、未来への希望に満ち満ちている季節です。

もう一度若葉を想像して下さい。山を眺めて下さい。今、私は「緑がきれい」と言いましたが、よく見ると同じ緑でもいろいろな緑があります。黄色がかった緑、紫がかった緑、白っぽい緑・・・、同じ若葉でも木によってずいぶん色が違うのです。昔はこの様々な緑の色を「あさぎ色」「もえぎ色」「わかたけ色」などと区別していたのですが、今ではそういう言葉はほとんど使わなくなってしまいました。昔はもっと自然をゆったり観察して、その色の違いを楽しむゆとりがあったのではないでしょうか?それだけ今よりも自然が身近にあり、私たち人間が自然と共に生きていたと言えるでしょう。テレビもパソコンもなかった時代ですから。

この若葉の色から二つのことを考えました。私たちは恵まれ自然に囲まれていますが、一つは自然保護の事です。自然が失われると人間の生活に大きく影響する。だから自然の保護は必要だと頭だけで考えているより、自然そのものが好きでたまらなくて、それが失われるのは自分の手足を奪われるくらい辛いことだという気持ちがなくては、本当の自然保護はできないと思うのです。好きであれば名前もすぐ覚えます。木や花の名前はもちろんのこと、若葉の緑の様々な呼び方だって自然と覚えてしまうのです。昔あった「色の呼び方」がなくなってしまうのは、それだけ自然を好きだという人が少なくなったからだと言えるでしょう。環境問題を考えるには、まず私たちが自然を好きになることです。

もう一つは、一人ひとりの違いのことです。若葉をただ緑色というのは、皆さんを見て高校生というのと同じです。今、通りがかりの人がみれば、皆さんを暁星の生徒としか見ないかもしれません。でも皆さんは一人ひとり違いますね。若葉が木によって違う色をしているように。そして若葉の色はどれが一番というのではなく、皆それぞれが美しいように、皆さんも一人ひとり違うけれども、みんな素晴らしい個性を持っているのです。その違いを大切にしましょう。自分たちと違うからと言って、誰かを仲間外れにしたり、考えの違う人とは話さないということがないようにしたいものです。

生徒の感想

連休中は添削、予習、課題などを中心に勉強をしました。今月末には中間テストがあり、もう2週間前になるので、計画的にテスト勉強を進めていきたいです。私は今日のお話の中で、自然にはたくさんの色や種類があり、それらが一つひとつ違うように私たちも一人ひとり違うということが心に残りました。3年生になってからの生物の授業で、暁星高校にはどんな種類の木があるかを実際に見て回りました。その中で私たちの学校にはこんなにもたくさんの自然があるんだと知ることができました。そのような自然と同じように、私たちも色んな人がいるから、それぞれの良いところや個性を大切に過ごしていきたいと思いました。また、こんなにも手入れされた自然のある学校はなかなかないと思うので、この自然と共に過ごせる環境をこれからも大切にしていきたいです。

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