フィリピン研修 報告

  10/9(木)の講堂朝礼にて、秋休みにフィリピン研修に参加した生 徒代表者より、簡単ではありますが報告がありました。

 

  皆さんが託して下さった思いや気持ちをもって、私たちは9月22 日に日本を旅立ち、9月29日の夜に、無事に宮津に帰って来ることがで きました。皆さんが集めて下さった文房具などの物資は、マトノッグ町 にある、サンタイザベル小学校と保育園、カマチレスの工場に集まった 子どもたち、マニラにあるキアポ教会に集まる学生の方々に向けて、責 任を持って手渡しにて渡してくることができました。手渡した際には、 笑顔で「Thank you」や片言の日本語で「アリガトウ」と言ってく れる子どもたちもいて、私たちは小さな力が集まれば、大きな力となり 、それを行動に移すことで、人を笑顔にすることができる事を身をもっ て感じることができました。また、サンタイザベル小学校からは、学校 の壁の修繕費用と、壁の色を塗り替える塗装代を、昨年のウォーカソン の募金から支援したことについて、このような感謝状も頂いています。

  改めて、募金や物資提供にご協力頂いたすべての皆さんに感謝し ています。本当にありがとうございました。

   
  サンタイザベル小学校から感謝状 を頂く        皆さんから頂いた物資は直接手渡しで
                          届けることが できました。

 

  
カマチレスにある工場で物資を渡す          フィリピンの子どもたちのキラキラした
                                
笑顔から学ぶものは沢山あり ました。

 

  植林では、今回初めてのマングローブ植林プロジェクトというこ とで、現地の方も僕たちも模索しながらの作業でしたが、一つ一つの苗 に気持ちを込めて植えてきました。日照りが強い海の炎天下での作業は 、肌も真っ黒に焼けるくらい、少し大変でしたが、苗の根が定着するま でに最低5年はかかるマングローブを育てるためには、最初が肝心だと 考え、丁寧に植えてきました。この植林の苗代も、昨年のウォーカソン の募金から出していただいていることを聞き、ただの植林ではなく、皆 さんの思いがたくさん詰まった種子を植えさせてもらっているのだと気 づき、今回の研修の重さを感じました。

  僕たちが、この研修から得たものは多く、無事に研修を終えるこ とができたのは、地元の方々の協力を始め、自分たちの家族や先生方、 生徒の皆さん、その他、多くのお支えがあったからこそだと思っていま す。本当にお支え頂き、ありがとうございました。

  また、学校クリスマスにて、詳しいご報告をさせていただきます 。 ありがとうございました。

 

  
 今回植えたマングローブの種子              この種子が数年後には大きく育って、
キュウリに似 た、少し変わった形をしています     フィリピンの自然環境や人々を守る
                                       大きな役目を担って欲しいと願っています。

 

  今年から初めての『場 所・現地の方々・植林プロジェクト』となり、全てが新しいこと尽くめ で、本当に模索しながらの作業でした。今回の出会いが、これからの暁 星高校との新たな繋がりの始まりとなり、フィリピン支援のバトンを今 後も繋いでいきたいと心から願っています。まず私たちができることは 、体験した人たちが、自分たちが実際に見て、聴いて、味わって、心で 感じたことを出来るだけ多くの方に、自分の言葉で伝えていくことだと 考えています。

  この研修に関わって下さった全 ての方々、ウォーカソンで支援して下さった方々、支援物資や募金にご 協力頂いた方々、多くの方の思いや願いをもって、温かな気持ちでこの 研修を無事に終えることができたことに感謝しています。詳しい生徒の 感想や、活動の詳細内容などにつきましては、12月23日の学校クリスマ スにてご報告致しますので、皆様お忙しい中とは存じますが、是非ご来 場ください。

  また、フィリピン支援のバトン を来年へ絶やさず繋いでいくためにも、今年で12年目となるウォーカソ ンへのご協力もお願いできたらと思っています。よろしくお願い致しま す。

  本当にありがとうございました 。

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