2016年度 1年生 オリエンテーション合宿 実施報告
入学式の翌日の4月9日~11日までの三日間,京都府立青少年海洋センター(マリーンピア)でオリエンテーション合宿が行われました。新入生66名が全てのプログラムを無事に参加しました。
4月9日(土)
朝9時半に学校に集合してから,スクールバスにてマリンピアに向かいました。着いてからすぐに入所式が行われ,オリエンテーション合宿が始まりました。まず,校長先生からお話を頂きました。ご自分の人生を例に挙げて,いろいろな人との出会いの中で人間は成長するということを話されました。また,入学式の式辞で話された聖書(マタイ7章7〜12節)の「求めなさい。探しなさい。叩きなさい。」という言葉を挙げて,人間は苦手なことにチャレンジして成長するので,諦めずに何事にも挑戦していくことが大切であることを伝えられました。次に,宗教科の玉手先生から「囚われからの解放」という話をされました。人は知らないうちに決めつけていたり,人に決めつけられていたりするので,そのような考え方から離れてありのままの自分を受けとめて生きてほしいと伝えられました。また,校長先生が話された聖書の箇所について,より具体的にわかりやすく説明して頂きました。
午後からは「仲間と出会う」をテーマにした活動が行われました。内側と外側に分かれた二重の円を作り、目の前の人とお互い自己紹介をしました。初めは緊張して話せなかった生徒も徐々に打ち解けていき,最後には声も大きくなり,暁星高校での仲間との出会いを楽しんでいました。
その後,教務部の話があり,次に,生徒指導部の永島先生から暁星高校での生活についてのお話をして頂きました。長い人生の中で,高校生としての3年間は将来につながる大切な時期であるので,3年間をどのように過ごすべきかという話をされました。また,暁星高校が求めている姿や学校生活で大切にしてほしいことについて具体的に話して頂きました。
夕食後は国語の学習オリエンテーションです。1日中みっちりお話を聞いた生徒たちには疲れも見えましたが,2時間しっかり学習に向かいました。
4月10日(日)
2日目の主な活動は校外体験です。3つのグループに分かれてスケッチ・カッター・陶芸の3種類の体験をしました。
<スケッチ>
マリーンピア周辺の風景画をスケッチしました。ゆっくり自然を感じる時間を持ちました。
<カッター体験>
息を合わせてみんなでオールを漕ぎました。
<陶芸>
次は陶芸です。陶芸家の真下先生にご指導いただきました。真剣な眼差しで,思い思いのオリジナル作品をつくりました。
この日の最後は数学の学習オリエンテーションです。校外体験での疲れが見られたものの,2時間しっかりと数学と向き合いました。
4月11日(月)
最終日は,朝から英語のオリエンテーションがありました。こちらも2時間みっちり学習を行いました。
退所式の前に,三日間お世話になったマリーンピアに感謝の気持ちを込めて,館内の清掃を行いました。暁星高校が大切にしている3つの柱のうちの1つである「美化」の心を実践しました。
退所式を終えると学校に戻り,クラスごとにクラス委員を決めました。校長先生のことばを早速実践しようと勇気を振り絞って立候補する姿がたくさん見られました。
1年生にとっては初めてのことばかりですが,それだけ挑戦するチャンスがたくさんあるということですので,1つ1つを積極的に取り組み,それぞれの可能性を広げる3年間にしてほしいと願います。