暁星高校は7/19(金)の授業終了後に区切り式を行い、夏休みに入りました。
一般的には三学期制で、夏休み前に終業式が行われますが、暁星は二学期制(前期・後期)のため夏休み前のこのタイミングは区切り式と呼んでいます。
二学期制の良いところは、前期終了後の秋休みが設けられていて、世間は平常通りの動きの中で、学習や体験にじっくり打ち込むことができるという点です。実際に2年生のネパールワークキャンプもこの時期に行われます。
区切り式では、校長先生からのお言葉をいただきました。
「 集会の形でみなさんの前に立つのは久しぶりです。4月から毎週月曜日、校長講話を先生方に代読していただきました。10回ありました。毎回みなさんの感想を読ませていただいていると、感想が変化していることを感じます。やはり続けると慣れ、それが成長につながるのです。一つの題材を取り上げても、視野が広くなっていたり、キリストに触れていたりと本当に成長しています。この4か月の自分たちの足あとをエネルギーにしてステップにしてください 」とおっしゃいながら、4月からの歩みを一緒に振り返ってくださいました。
また、7月中は講習等で学校に来る機会の多い生徒たちも、8月になると自宅で過ごす時間が長くなります。夏休み後すぐに期末考査を迎え、成績表が出る私たちに夏の過ごし方として、
「 朝顔は見事に大輪の花を咲かせますが、よく見ると、茎自体はとっても細い。つるが支柱に巻き付くことで、大きな花を支えることができる。皆さんは朝顔が発芽した時のことは見たことありますか?小さな2つの葉が、頼りなさそうに出てきます。その葉が少しずつ育っていき、支柱を見つけたら、あとは一気に巻き付きながら、ぐんぐんと成長していく。高みを目指してどんどんと大きくなっていくのです。この支柱は朝顔の成長にとって、とても必要なものです。この夏休み、あなたの支柱は何にしますか? 」と話されました。
現在行われているNZ研修を始め、夏期講習、東北ボランティア、3年生福祉類系実習、ボランティアなど多くの体験がある夏休み。また秋休み以降のネパールワークキャンプや体育祭の準備も始まっていきます。
また最後に、「8月は平和を祈る月でもあります。79年前に実際に日本で、世界であったことに関心を持ってニュースなどを見てください」と話されました。今年の暁星の文化祭テーマは「未来をどう生きるか」でした。3月の修学旅行で、平和を創りだす人になるためには、そして未来を考えるためには、過去をきちんと知り、見つめ、考える必要があることを体感した3年生が案を出したそうです。私たちの生き方が問われているように思います。
今年の夏も暑くなりそうです。学校の朝顔も少しずつ咲き始めました。