一年の総合探究は「道」。
華道・茶道・ヨガ・労作の四つの講座から選択し、一年をかけて学びを深めます。
華道では長い歴史を持つ嵯峨御流を外部講師の先生に学びます。講座終了時には許状もいただきます。様々な花材を使い、水盤の中で美しい景色を表現していきます。色鮮やかで良い香りのお花に触れる時間は心が落ち着きます。
また、茶道ではふくさ捌きを始め、本格的なお点前のお稽古をします。毎回の講座でおいしいお茶と季節のお菓子をいただくだけでなく、掛け軸やお花、季節を表すお茶碗やお道具にも触れるほか礼節やマナーも教えていただくことができ、自然と美しい所作に変わっていきます。
昨年度から新たに加わったヨガでは、リラックスした空間で呼吸を大切にしながら体の全体を動かしていき、心と身体を整えます。体幹を鍛え、しなやかな体作りと同時に、真の健康に近づくためのアドバイスもたくさんいただくことができます。
労作は学校の裏にあるビニールハウスでの農業活動です。季節ごとにたくさんの作物を植えます。作物を育てる作業は土を耕し、種を植え、草を取り、水をやり、と手をかけて、暇をかけて行うもの。汗をかく気持ちよさを感じるとともに、育っていく大地の恵みを間近で見ることができます。
総合探究があった日の終礼では、お互いの講座の内容を楽しそうに語る生徒たちが多いです。
年間15回の活動を通して、それぞれの学びを深めていきます。