〇能登半島復興支援ボランティア事前取り組み
9月14日より能登へ生徒11名、教職員6名の計17名で2泊3日ボランティア活動に行ってきます。
この日に向けて、現地で披露する歌の練習やエコクラフトのカゴ作りの練習、メッセージカード作りなど、事前準備を重ねてきました。また現地での活動の様子を報告しますので、楽しみにしていてください。




〇ネパールへの支援物資のご協力ありがとうございました。
9月16日から10名の生徒達が参加予定だった、ネパールワークキャンプは現地の政治情勢が大きく変化したため中止となりました。夏休みや放課後を使って生徒達一人ひとりが一生懸命準備を進めてきただけに残念です。皆様には、たくさんの支援物資のご協力をいただき、本当にありがとうございました。集まった物資は暁星と繋がりのあるアジア協会を通じて現地の子どもたちに届けていただく予定になっています。


〇前期終業式
2学期制の本校は本日、前期終業式を迎えました。生徒達は30分間の大掃除を行った後、アリーナにて終業式を行いました。
校長先生からのメッセージ
「ふしあけて竹強し」という言葉があります。竹にはふしがあります。だから曲がらず、折れず、まっすぐ成長するのです。高校生活には学期、学年という「ふし」があります。
今日は前期終業式。通知表を受け取りますが、この節目の時、自分自身と向き合う時間をしっかりととって、5か月余りを振り返ってください。自分にはどんな成長があったか?どんなことで自信がついたか?人間関係にどんな広がりができたか?苦手なことにチャレンジできたか?自分の弱点はどこか?自分は何から逃げてきたのか?自分の成長をじゃましているものは何かなど、自分を評価し、課題を整理して、後期の歩みに生かしてください。
さて、今年は戦後80年という言葉を何度もみんなに言ってきました。
私はこの夏、久しぶりにカトリック名古屋教区の松浦悟郎司教様と電話で話しました。「武器なき世界の実現を」という本を思い出していました。
人に出会う、言葉に出会う、できごとに目を開く、自分たちが生きている社会に目を開き、同じ人間が生きている世界に目を開き、関わり、そこで感じることを大切にすることによって本当の生き方に気づかされていくのです。と。
ロシアによるウクライナ侵攻が3年半続いています。混迷を極める中東情勢を背景に世界中で、軍備増強の動きが加速しています。
「自分の国を守るためには、核兵器を持つこともやむを得ない」という考え方が強まっています。イスラエルとパレスチナ・ガザ地区の飢餓状態にある子供たちの姿を見て、心が痛みます。日本も防衛省が2027年度までに全国の7カ所の基地や駐屯地に、有事の際の反撃能力(敵基地攻撃能力)ミサイルを配備すると発表しました。世界は、日本はどこに向かっているのでしょうか?
日々、世界の動き、日本の動きを知ることをまずは大切にしてほしいと思います。
この夏、教皇レオ14世は被爆80年に向けてのメッセージを広島と長崎に送られました。教皇は被爆者に向けて、深い敬意と親しみを込めて「被爆者の方々が体験した喪失と苦悩は、私たちにとって『より安全な世界を造り、平和の心を育てなさい。』と呼びかけている大切な声です。」と述べられました。また、長崎で被爆したカトリック信者の医師、永井 隆の文章にある「愛の人とは、武器を持たない勇気ある人です。」と言う言葉を取り上げ、誠の平和のために、特に「図り知れない破壊をもたらす武器を手放す勇気が必要だと述べられました。力ではなく「正義・兄弟愛・共通善」に基づく世界の倫理を造らなければならないと訴えました。
8月6日広島平和記念日
二人の小学6年生が平和への誓いを述べました。
「被爆者のいない世界、同じ過ちを繰り返さないために、多くの人が事実を知る必要がある。被爆者の声を次の世代へ語りついでいく使命があります。世界で戦争が起きている。大切な人を失い、生きることに絶望をしている人々が沢山います。その事実を自分のこととして考え、平和について関心を持つこと。一人ひとりが相手の考えに寄り添い、思いやりの心で話し合う、周りの人たちのために、ほんの少し行動することが、いずれ世界の平和とつながる。One voice たとえ一つの声でも学んだ事実を、思いを込めて伝えれば、変化をもたらすはず。大人だけでなく、子どもである私たちも平和のために行動できる。」と。
私たちは戦争体験がありません。日常生活で核兵器の脅威を感じることもまずありません。だから過去を学び、被爆者の声に耳を傾ける、平和を考える視点を共有しなければなりません。自分の国、自分自身のことはもちろん大切ですが、他の国、周りの人たちを大切にする心が必要です。自分がどんな使命を持って生きたいのか?どのように社会に貢献していきたいのかを考える。その過程にこそ一人ひとりの平和が存在するのです。
これから私には何ができるか。自分に問いかけてみましょう。
話は変わりますが、明日から17日間の秋休みに入ります。暁星だけでしょう、有効に過ごしてください。講習・福祉の実習・課題と向き合うための登校・進路決定に向けての取り組みもあるでしょう。前向きな姿勢で頑張りましょう。
私はこの時期、毎日のように除草作業をしています。作業をしながらいろいろ考えているんですヨ。中庭からグランドに移り、毎日暑いのに熱中症にならず、よく続けられると自分に感心しています。9/3には除草作業に協力してくれてありがとうございました。しかし、グランドは広すぎる。改めて思います。気が遠くなります。秋休みの半日、除草ボランティアに協力してくれたらうれしいです。」
式後、生徒たちは、各HRにて通知表を担任より一人ずつ受け取り、前期の振り返りを行う時間を過ごしました。


