8月1日から3日の2泊3日で,生徒7名と教員3名が能登半島ボランティアに行ってきました。今年も志賀町と珠洲市を訪問し,主にはサロンなどのイベント参加・開催,そして,被災された方や支援されている方のお話を伺いました。生徒たちにとってはとても貴重な時間を過ごすことができました。
1日目は志賀町での活動で,今年も卒業生の笠原友子さんにコーディネートをお願いしました。この日は社会福祉協議会主催のeスポーツ体験会にサポート役として参加しました。フレイル予防に効くとされるeスポーツを体験してみたいと地元のお年寄りの方々が120名ほど集まったこのイベント。「やってみたいけど使い方がわからない」といった悩みを本校の生徒たちと地元志賀高校のボランティア部の生徒たちで,サポートしながら一緒にゲームを楽しみました。待っている間もボードゲームなどでおしゃべりをしながら楽しむ時間を過ごすことができました。イベントの最後には本校が用意した「フラダンス体験」を実施。映像を見ながら全員でフラダンスを楽しみました。


2日目は珠洲市に行きました。今年も震災当初から支援を続けておられる蒲池龍一さんにコーディネートしていただきました。まずはメルヘン日進堂というバームクーヘンで全国的に有名な洋菓子店を訪れ,社長の石塚愛子さんのお話を伺いました。津波の被害に遭われた瞬間の映像を見せていただきながら,御自身の今日までの歩みを聞かせていただきました。被災されたにも関わらず力強く生きる石塚さんの強い決意に圧倒されました。その後,蒲池さんの案内で震災の爪痕が残った町を散策しました。生徒たちに印象的だったのは人の身長ほどまで隆起したマンホールでした。午後からは2箇所の仮設住宅を訪れ,昨年同様,エコクラフトのカゴ作りサロンを行いました。それぞれ10名を越える参加者にお集まりいただき,ほのぼのとした雰囲気のなか,盛況に終えることができました。参加してくださった皆様,ありがとうございました。
今回で4回目の能登半島ボランティアですが,2回目からはじまった生徒有志「能登つながり隊」による手紙のやり取りが,今もずっと続いています。今回は,手紙のやりとりをしているけどまだお会いできていない方とようやくお会いできたり,すっかりお馴染みになった方と再会できたりとこれまでの継続が実を結んだことを感じることができた訪問でした。



3日目は志賀町に戻り,介護医療院悠悠の玄関まわりの除草作業を行いました。今回の3日間は比較的涼しい日を過ごせたのですが,作業をしたこのときだけは35℃に迫るとても暑い時間帯となりました。発災当初は野戦病院のように次から次へと運び込まれた怪我人の治療にあたり,現在は職員さんが減るなかで何とか日々の業務を続けてこられたとお聞きしました。そのため,玄関まわりの雑草は生え放題となり,近所の方の迷惑になってしまうのが気になっているということで,少しでも解消できたらと全員で力を合わせて頑張りました。その甲斐あって,なんとか希望されていた箇所は全てきれいにすることができました。途中,職員さんたちからとてもありがたい差し入れもいただき,また最後にはここで見つけた四つ葉のクローバーのしおりもいただきました。





このボランティアは引率教員が毎年下見に行って,現地で活躍する笠原さんや蒲池さんと一緒にプログラムを手作りで作り上げています。ですので,たくさんの方々の思いがこもった濃いプログラムとなります。今年もたくさんの出会いや再会があり,生徒たちにとっては新しい気づきをいただき,今後の生き方の道しるべになったのではないかと思います。次は9月の東北ボランティアです。こちらも引率教員がちょうど同じ時期に下見に行っています。能登と同様に,濃いプログラムになると思います。



