2年生 修学旅行出発
3月7日の早朝、2年生は沖縄修学旅行に出発しました。後期に入り、鳥井牧師からの講話を受けて、それぞれの班に分かれて沖縄についての事前学習に取り組んできました。年明けからは修学旅行運営のために、3つの係に分かれて活動をしてきました。この修学旅行の安全と、現地での体験・学びがよりよいものとなることを祈ります。次の文章はリーダーから教職員への出発の挨拶です。
私たちは昨年の10月にお会いした鳥井牧師様より「物事を多角的に見ること・沖縄と本土を比較してみること・人の意見を聞き、自分の思いを言葉にすること」といった大切な学びのポイントを教えて頂いて、総合探究の時間や放課後の時間を使って、事前学習を重ねてきました。調べ学習は大変なこともありましたが、自分たちなりに「調べて、知って、考えて、言葉にする」ことの大切さを実感した時間でもありました。不安もありますが、今度は実際の沖縄を見て、現地の方の声を聞かせて頂いて、「沖縄を見る・聞く・感じる ~ぬちどぅ宝の島~」のテーマのもと、「平和とは何か?」を考えていきたいと思っています。リーダーを中心に一致団結して修学旅行にのぞみたいと思っていますので、どうぞお祈り下さい。


1年生 第4回生き方講座
1年生は学年末考査を終え、今年度4回目となる生き方講座を実施しました。本日の講師は2006年度の卒業生で現在大坂で看護師として勤務されている高岡彩さんにお越しいただきました。高岡さんは看護学生や新人看護師の教育担当をされていて、「みんなの推しは何か?」など生徒たちに寄り添いながら話してくださいました。高校生活を振り返りながら、高校1年生の頃は暁星高校でよく言われる「心を込めるってどういうこと?」とずっと疑問に思っていたということや、先生に背中を押されて看護体験やフィリピンワークキャンプなど様々な体験やボランティアに参加していたこと、3年生で進路に向かうとき、とにかく目の前のことから逃げたくて実際に逃げていたことなどを話してくださり、高岡さんに共感した生徒も多いのではないかと思います。続けて、逃げても答えは出ないから自分と向き合わないといけない、暁星で教えられることは卒業してから答え合わせのように分かることが多いと伝えられました。中には暁星高校で求められることに対して、どうしてここまでしなければならないのか、勉強から逃げたいなどと思っている生徒も多いと思いますが、悩んだ先に道が開いていくことを示してくださったように思います。
後半は生徒たちからの質問に対して、一つ一つ丁寧に答えていただきました。「将来の夢はどうやって決めたのか」という質問に対しては、「将来の夢は見つけた時が動くとき。夢を見つけるために、常に色んなものに興味を持って動いていくことが大切」だと答えていただきました。看護志望の生徒からも質問があがり、「看護師のすべてがやりがいだ」「教育担当として人を育てることは難しい」など、看護の現場で働く立場から率直な思いを伝えてくださいました。
4回の生き方講座は、様々な分野で働かれている先輩方からお話を頂き、たくさんの刺激や人生のヒントを頂く貴重な時間となったと思います。このお話が生徒たちの心に残り、これからを歩んでいく糧となってほしいと思います。

